トレーラー3軸化

トレーラー、トラクターとも3軸化のわかりやすい説明をしてほしいとのお問い合わせを結構いただくのですがメールの文章などで伝えるのは難しいです。

自分が現在作りかけで放置しているキットいすゞのフラットベットトレーラー(トラクターはノーマル車のフォトアルバムに掲載している赤い3軸重機トレーラー用に使いました。)のアオリ無しスタンション仕様で説明して参考にしていただければと思います。

 

特に仕様などは何も考えず荷台はセミトレフルサイズまで延長してしまったのですが長いだけに2軸よりは3軸の方が密度感がでて似合いそうなので3軸化することにします。

 

なにぶんコンテスト用モデルと並行して暇を見てやる予定なのでなかなか更新できないかもしれませんがよろしければご覧ください。

 

これはトレーラーキットに入っています2軸用のリアアクスルです。

右側が2組分です。当然キットには1つしか入ってませんのでカスタマーで取り寄せるとかネットオークションなどで購入して準備します。

 

ただしキットのままでは軸間が44.5ミリもあり間隔が広すぎで不自然です。

2軸ならまだしも3軸化すると非常に不自然に感じますので後で間隔は詰めるつもりです。

 

印をつけてケガキ線をいれクラフトのこぎりで切断します。

 

これは運転席側(右側用)で画像の右側が前になります。

 

ここは出来るだけ接着面を整えて強度が出る様にしっかりくっつけます。

加工箇所はどうしても強度的に弱くなりますので見えにくい箇所があったらそれを利用して出来るだけ補強をいれるなどの工夫をします。

 

補強板に開孔したりアクスル間隔を詰めるために加工するので接着強度がしっかり出るまで待ちます。

 

 加工を加えるたびに部材の通り(まっすぐさ加減)が悪くなってきやすいので接着して硬化が始まったら定規やカットマットの上などで確認して何度か修正しつつ乾燥させるのが望ましい気がします。

 

間隔を修正するため4か所を切断します。

リーフスプリングの入る穴をピンバイスやカッターで製作してアクスルの間隔を40ミリになる様にします。

 

左右とも同じように加工します。

間隔が均等になる様に注意して行います。

 

アクスルに仮にシャフトやタイヤ、ホイールを仮組みしてチェックします。

 

シャーシにアクスルを取り付け用の穴をピンバイスで開けて仮組みします。

 

ココからはやらなくても大丈夫かも知れませんがトラクターヘッドは2デフ仕様になりますとシングルドライブよりカプラー高さが少し高い場合がほとんどですのでフロントよりのアクスルがタイヤが浮き気味になる恐れがありますので上下に動きが出来る様に余裕を持たせるのが理想的だと思いますのでアクスルのシャフト穴を下方向に抜いています。

アクスルのシャフトが上下にストレス無く動く用にシャフトの入る箇所を成型します。

カプラー高さにトレーラーのアクスルが追従してくれるか確認しておきます。

画像のミニカーのマック(1/34スケール)はアオシマのトラクターのノーマルより約5ミリカプラー位置が高いですがタイヤの接地は充分可能の様です。

 

しかしキット付属のノーマルのスタンションはあまりにも太すぎますし内側が抜けてコの字断面になってるのもあまり好ましくないですね・・・。

 

多少記事が前後して申し訳ありませんがアクスルの位置を修正するならこの辺で決めたい所です。

多少の位置変更はシャーシ穴も見えませんので充分可能だとおもいます。バンパー、タンク類が付きますと 後から変更は難しいので想像力を働かせて完成後の姿を考えながら好みのバランスに来るよう悔いのない様位置を決めたいところです。

 

できたらある程度の重量の荷物を載せて設置状況やボデーの強度やたわみ具合も確認しておくと良いと思います。

 

載荷テストにはミニカーのトラクターヘッドが強度が高いので便利です。